ルイス・サッカー読了 2005-01-06 20:21:20

 ルイス・サッカーのホールズを読了。楽しい一時を過ごすことが出来た。日本の児童文学とは全く異質の世界である。もちろん日本の児童文学も面白いのではあるが。

 調子に乗って英語の本を買いに紀伊国屋書店新宿南店の洋書売り場に行く。しかしあいにくと僕の英語力で読めてなおかつ面白そうなものが見つからなかった。何も買わずに新宿三越ジュンク堂の洋書売り場に行く。

 僕が児童向けの売り場で本を探していると、カップルがすぐそばにいて、いろいろ会話しているのが聞こえた。外国人と日本人のカップルかと思っていると、話しているのは英語ではなく日本語だと気がついた、びっくりしてみると、日本人同士のカップルで、英語と聞こえたのは日本人の女性が甘えた声で話しているだけであった。そうわかった後でも、女性の奇妙な話し方は外国語に聞こえた。
 
 もちろん、仕事や学校など公共的な関係においてどうこうということはない。ただし私的に仲良くなるということはないと思う。

 自分も自分の年齢に比べると、幼い話し方をしていると自覚するときがあるので、余計にそういう他人を許せないのかもしれない。(幼いと感じるだけで別に直そうとは思わない。しゃべり方だけ気をつけてもしょうがないと思うから。)
 
 ただちょっと不快感を我慢して付き合ってみると、話し方のまま精神も甘ったれている人も多かったが、体質でそういう声しか出ない人もいるということがわかったので、全くシャットアウトすることは今はなくなった。普段の顔で笑って見える人がいるように、その人のやむをえない個性だと思えば、それを不快に感じる理由はなくなる。

 気を取り直してゆっくり棚を見ていると「ソフィーの世界」という日本でもベストセラーになった哲学を解説した子供向け小説を見つけた。

 少し読んでみると、思ったより難しくない。千円ちょっとなので買ってみた。日本語でなら正直物足りないので読むことはないのだが、英語の勉強にちょうどいいと思って買うことにした。ということは、原作のドイツ語版も、いつかドイツ語の勉強にちょうどいいということになるだろう。

 ちょっと前の自分なら、この話の「ぬるさ」には耐えられなかったかもしれないが、大人になったのか許容できるようになった。もちろん英語の勉強という前提がなければ買わないのは確かなのだが。

 千円ちょっとで相当の文字数がある。しばらく英語の本を買わずにすみそうである。