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at 2004 12/07 21:48 編集

k-1について、いろいろ不満がある。

今回のトーナメントで一番面白い試合は、やはりボンヤスキーホーストの新旧チャンピオン対決であった。しかし、素人目には延長ラウンドも含め、ほとんど両者互角に思えた。ボンヤスキーは彼の持ち味をあまり発揮できていなかったが、かといってホーストボンヤスキーに目に見えるようなダメージを与えられなかった。

結局もうちょっと戦ってみないと、展開がない感じだった。

勝戦が一番つまらなかった。武蔵選手もボンヤスキーも、最初のラウンドから疲労が色濃く見え、決定打にかける緊張感のない試合。決勝戦ということで二ラウンドの延長があったが、正直見ているのもつらいほど、両者とも動けていない。

一応ボンヤスキーが判定で勝っていると思ったが、不自然にドローの判定が出て、ぎりぎりまで武蔵にチャンスを与える展開。

ミドル級の時の魔裟斗選手と同じ状態であった。
魔裟斗選手は決勝前に強敵クラウスと激突しており、かなり疲労していた。ブアカーオは強く、ベストなコンディション同士対決しても優勝したかもしれないが、ほとんど疲労をためない方法で決勝にまで進んでいたことも事実だ。

正直言って、ブアカーオが素人目には断然優勢の展開であったが、審査員は不自然なドローをぎりぎりまで繰り返した。あきらかに、魔裟斗選手の圧倒的な人気を考慮したのひいきだとしか思えない。

結局あとで審査員はミスジャッジのペナルティを課せられたが、どうもすっきりしない。

トーナメントも、せめて一試合減らして出来ないだろうか。準決勝と決勝という風に。僕個人としては、決勝はベストなコンディション同士でみたい。その日の興行は決勝をメインにして、ほかに面白い対決を取り揃えたら十分面白いと思うのだが、どうだろうか。

僕の格闘技好きはたまたまテレビで見たk−1がきっかけだった。しかしここ数年は、以前ほど燃えることが出来なくなってきた。いまやプライドのほうが、僕の中の興奮の度合いは大きい。

これは僕だけの意見ではなくて、結構同意見の知人も多い。

k1ミドル級で総合ルールを導入してみたり、ラウンドごとに総合ルールとk1ルールを適用したり、いろいろ新しい試みをしているのはわかるし、評価したい。(全部がうまく言っているとは到底いえないが)

しかしなあ、・・・。という気分なのである。