だんだん泥酔日記

at 2004 06/02 23:53 編集

仕事はのんびり気楽にやる。

最後のほうは、いろいろな
ことに気を配りながら錯乱気味
だった。

他の人はどうだかわからないが、
錯乱するって気分がいいもので、
失敗ぎりぎりのところを
どうにかクリアして、
次々にこなしていく、
という状態は当人には
限界ぎりぎりを楽しめるが、
実際にはどの仕事も失敗一歩手前で
お粗末な出来だ。

やはり自分には実務的な能力
がないのだが、実務的な能力
がなくても社会でがんばっている
人はたくさんいるわけで、
そう考えると言い訳にもならない。

いろいろ書きたいことは
あったのだが、麦焼酎を飲みながら
書いているので、難しいことが
かけなくなってきた。

酒はほとんど飲まない生活を
していたが、休日くらい少し
飲んでみたほうが健康に
いいかと思い、以前知人に
もらった焼酎を飲んでみる。

焼酎は次の日に残りにくい
とテレビでやっていたので、
どうだか自分で試してみる、
というわけだ。

そうそう、CDを借りてきたんだ。
久しぶりに仕事帰りに新宿によって、
ツタヤに行ってきたんだ。

四枚借りたよ。筋肉少女帯
大車輪ていうアルバムが一番
好きだったんだけど、おいてなかったか
らやめた。

借りてきたのは大瀧詠一
ロングバケイション。すばらしいね。
最初にこんなにいい音楽を
作られたら、後の人たちはどうやって
音楽やったらいいんだろう。
アバも借りた。洋楽も聴かないと、
視野が狭くなるからね。

中島みゆきも借りた。
大貫妙子も借りたかったけど
また今度にしたよ。

そしてイエモンも借りたよ。
引っ越して昔の
音楽を聴きなおして、どうして
こんな音楽にはまっていたんだろう
と思うことが多々ある中、
イエモンは今聞いてもむらむらし
きていい。

なぜ僕はこんなところにいて
こんなことをしているのかって
感じるくらいだ。つまり、
どうして俺はこんなに音楽に
感動するのに、むらむら欲情するのに、
陶酔して本を畳にたたきつけたくなる
のに、音楽をやらなかったんだろう。
そう歯噛みする思いになる。

別にむらむらするイエモン
聞くからそう思うからではなくて、
好きな音楽を聴くといつもそう思うんだ。
スピッツを最近改めて聞くと、
高揚する。昂揚する。この昂揚感は
音楽の質にかかわるのではなくて、
クラッシックであれ、民謡であれ
その歌の持つ固有の振動が、
僕の中に共鳴したときに生じるんだ。

優れた絵画に、映画に物語に、
僕は異なる種類の理性、異なる種類の
現実の感覚を見出す。

異なる種類でなくとも、この現実の
奥深さ、精妙さ、それに驚き、
感動する。もっと深く、
もっと深く潜れ

いずこよりか生まれきたって、
何故にか今ここに至り、
いずこへか成り行きたるこの自分、
この世界があり、なぜだか
それが今であるということ、
実に奇ッ怪だ、玄妙だ、心の底より
賛嘆だ。